一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

月陽炎プレイメモ

大体一週で話はまとまるので案外長いかなーと思ったらそんなこともなかったオチ。
正直、柚鈴メインの話かと思ったら結局、美月と葉桐さんの話だったという…。
以下プレイメモっぽいもの。
悠志郎が神威の子で、墜ち神の末裔が美月で。

  • 柚鈴End1

この二年…本当に充実してた。幸せだった。
だから、その幸せを壊したくないの
その子たちを永遠に見守る。結構かっこいいじゃない

必死に葉桐さんは美月を守ろうとしてたんだよなぁ…。
最後、封印されても小さくなって鈴香、柚鈴、悠志郎と暮らすエンド。
正直、自分はEnd1は少なくともカタチだけ「ハッピー」なだけで、本質的にはEnd2と変わらないような気がします。
だって封印されて悠久の時を過ごす…。
皆と一緒にすごせるのは僅か。
終焉は必ず来るから。有る意味未練たらしくぐだぐださせないほうが本人にとっては幸せなんじゃないかなぁ、と。

  • 柚鈴End2

で、美月も美月で悪態つきながらも兄みたいな悠志郎を慕ってて。
…こんな悲しい話がまた何処かであったのなら…力になってあげて。約束します!
…さよなら…悠志郎…お兄ちゃん…本当のお兄ちゃんみたいで…楽しかったよっ

葉桐を殺し、その刀で覚醒前の美月を殺す、有る意味とても苦しいエンディングでしたけどこれが一番良いんじゃないかな。
葉桐や美月を殺した刀を大切にして。
親子みたいな不幸な子が後世に残らないように。

…好きな人と一緒にいて…好きな人に愛されるのが、女の幸せなんですよ。

有る意味成長した「柚鈴」が見れるエンドかもしれない。
対人恐怖症で外にも出れなくて他人とも喋ることが出来なかった柚鈴が悠志郎の手をとって旅に出る、っていう部分が。
どちらも後味は悪いですが、ね。
でも、不思議と「欝」になるような感じでは無いんだよなぁ。

  • 【有馬美月】

Nice 青山ゆかり
特にぐーぐーいびきかいて寝てる演技がめちゃめちゃ良い!
その上、「鈴香」という怖い義姉に弱いすごく良いツンデレだと思います。
葉桐さんを殺すために「神威」(退魔の血筋を色濃くした)として生まれてきていたのか、柚鈴…。

柚鈴がやってきて。どうして、美月じゃなければいけなかったんですか…
あなたの帰る場所は…私なのに…どうして…どうしてっ!
わからないよね、やっと出会えた人の気持ちなんて。もう一人になるのはイヤなの。
悠志郎さんは渡さない…。あなたになんかあげないの。

  • 有馬美月End1

どちらかというと柚鈴一週目エンドっぽいかなぁ。
でも、もう葉桐さんや一哉さんを殺してしまった柚鈴(覚醒状態)だから余計辛いというか痛い。

神様…お願いです。悠志郎を返してください
何度目になるかわからない涙が、頬を流れて落ちた

Nomalエンドでも思ったんだけど、でももしここで悠志郎が居たとしても、やはり堕ち神の子であって、
大好きな人と交わって、もし赤ちゃんが出来たら。
また、運命の輪廻が回りだす、悪循環。
その上、満月の夜にまた吸血行為が活発になっちゃうわけだからどうやっても
Nomalみたいに柚鈴に運命の鎖を切ってもらうしかないんだよなぁ。
End1でも一応は解決したっぽいけど、やっぱり「堕ち神の子」だからなぁ。
もどかしいくらい切なく感じたり。

  • 有馬美月End2

私は美月から悠志郎さんを奪ってしまった。
今返さなければ一生後悔して生きることになります。
ずっと外を眺めて生きてきました。今思えばそれは貴方を探すためだったのかもしれませんね
貴方のこと…好き、でした。

柚鈴ううううううううう…。
やっぱり若干Clover Heart'sっぽい部分は有るんだなぁと。
外で皆と一緒に生きている美月と対照的に一人寂しく生きている柚鈴とで。
一哉さんも葉桐さんも柚鈴も居なくなって、三人で暮らしていたけれど、終焉は訪れる訳か…。
一族の悲しい運命で。
幾ら二人で子供が出来ずにいても。
二人で生きていければ幸せだ、ということか。

夕日はすでに落ち
空に輝くは既望の宵……
この先、未来は決して明るくないのだ
だがどんなことがあっても逃げはしない。
たとえ暗い夜空のような旅路でも輝く月は旅人の夜空を照らす
苦しくても
悲しくても
淡い希望が、そこにあるから

可哀想過ぎる。
なんでどちらかが犠牲にならなきゃいけないんだろうね。
ホントに一番良いENDは悠志郎失踪か美月封印かもしれない。

  • 【有馬鈴香】

一番期待してたねーちゃんで一番救いようの無いシナリオだった子。
黒髪ロングストイック巫女さんと非の打ち所のない可愛い子ですよね!
血のつながっていない美月に対しても優しいし。
話全般は寄りの感じですが、酔い上戸で絡み上戸で泣き上戸な部分がとても可愛かったです。
祭りが終わり悠志郎が帝都へ帰る話になり

明後日ですか…

と涙する部分も可愛い。
しかしやっぱり月陽炎
一筋縄ではいかなかったです。
敵視していた葉桐に柚鈴を殺され、一哉も死んでしまう。

『ふか〜っこの乙女の敵がぁ!』
『本当に……難しい年頃ですから…』
『にへへ〜芋かりんとうおいしいなぁ』
目を閉じればそのときの楽しい事ばかりが思い出されてしまう。

先頭を切って有馬家を守っていた要が崩壊。
葉桐の『愛していた』というのも本当だったと思うし、美月の自分の過ちをこれ以上犯さないための

姉さま、殺して

という場面。
思うけれど、せめて、柚鈴か美月だけは救ってあげたかったでしょう…。
『どうしてこうなってしまったのか』というより、何か方法はあった筈。
最後は船に乗って逃亡?エンド。
ホントどうしようもなく救いがなくて……。

  • 【幸野双葉】

叔父様は柚鈴ちゃんの事が嫌いなんですよ。
自分の娘に一度も触れたことの無い父親なんているでしょうか

そういえば、柚鈴と一哉の関係って…。

葉桐→一哉⇔(死)沙久耶
 ↓       ↓
         鈴香
美月       柚鈴

であってるんだよね?

父は母のことを…思い出したくないの…です
父が柚鈴を嫌う理由もおそらくそういうことでしょう。
柚鈴に対する仕打ちは酷い。あの子が可哀想…
母も柚鈴も可哀想…。

あるえ?
柚鈴が葉桐父と沙久耶さんの子じゃないだろ?(多分
あ、でも序盤に沙久耶さんが出てきて、

この子の名前は柚鈴にしましょう…
葉桐(父)が柚鈴を連れ去る

ってイベントがあったし…。
でも『堕ち神の子』の事はどう解釈すりゃ良いんだろう。
女系にだけ伝わるって事なのかな?
神隠しは…違うだろ。(もう此処までプレイしたんだしネタは分かってるし
沙久耶母と柚鈴対面イベント、良いなぁ。

母さまはずっと探していてくれたんだよね。
離れ離れになったときに赤ちゃんを確認してまで…
…うん、母さまの言うとおり、人は私を怖がってしまうの…
母さま、悲しい顔をしないで。私には双葉ちゃんって友達もいるし
姉さまも美月も葉桐母さまも私に優しくしてくれるから…
本当に大丈夫なんだよ。今は本当に本当に大丈夫なんだよ。
うん…だから母さま安心してね。
ふえええ…うわああん…ホントは、母さまと一緒にいたかったよう…

はじめて見せた柚鈴の弱さ、双葉の優しさがとてもよかった。
ただ、せっかくなんだから柚鈴と一哉の関係も蛇足かもしれないけど必要だったのでは?