月陽炎〜千秋恋歌〜
本編で微妙な立ち位置だった二人のためのファンディスクですね、それ以上でもそれ以下でも無い。
有馬鈴香ルートはエンディングがアレだったので不安だったんですが、全然そんなことも無く、普通の恋人になるまで、恋人になった後、両親との和解と短いながらギュッと詰まったシナリオだったと思います。
双葉は…無理矢理サスペンスにしなくても良かったんじゃないかなぁと思うんですが、これで月陽炎シリーズともお別れだと思うと寂しいです。
相変わらずBGMがすごい良かったー。
- 有馬鈴香
祭り後からスタート。
柚鈴からも、アタックをしかけられて姉としての立場を考えて身を引いてる鈴香。
帝都へ帰る予定だった悠志郎が有馬一哉の病状悪化により有馬神社に残ることに。
そんな中ぎこちなかった二人にしびれをきらした柚鈴。
私自身、ああ、悠志郎さんの事が好きなのかな…恋してるのかなって思ったこともあります。
けど…最近きっとそれは違うんだなって思いました。
だって男の人として好きになったのなら…こんな悲しい思いはしなかった筈です。
姉様を…悠志郎さんを見ていると…こんなに悲しくなるのは何故でしょう…!
二人ともいい加減にしてください!お互いに好きなら好きなら言えば良いじゃないですか!
どうして心を隠すの?
鈴香と柚鈴のケンカ。
それと、一哉の思いやり。やっぱり血のつながりは大きいですね…。
月陽炎本編では一哉は全然鈴香&柚鈴に絡んでこなかったので。
望まぬ婚姻を強要され、葉桐との仲を引き裂かれ…不義と分かりながら葉桐との間に子を儲けて…
結果、私は葉桐と美月を愛するあまり、沙久耶と鈴香、柚鈴を蔑ろにしていた…
ああ、この人は自分の罪をわかっていたんだなぁと。
葉桐さんとの仲も良くなっている感じがして、月陽炎の鈴香よりやわらかくなったかな。
父親らしいことは全然出来ていなかったかもしれないけれど、親子の愛情を感じました。
すべてを背負っていた、でももう一人じゃないと鈴香に寄り添う悠志郎も良かったです。
柚鈴との会話も良かった。
芋かりんとう食べる?ってだけなんだけど、不器用な父が一生懸命尽くしている姿、長いこと見捨てられていたような状態だった柚鈴の間も。
あーでもすっきりしました。
月陽炎の鈴香ルートだとホント救いようも無く+葉桐の行動ですべてが崩壊しちゃうので…。
悠志郎はやっぱり有馬神社に嫁ぐべきだよなぁと改めて思ったり。
- 幸野双葉
迷探偵?双葉ちゃん。
それよりも柚鈴が自力で外に出られるようになっていてそっちのほうに感動。
いえ、柚鈴ちゃんは元から元気良く笑う子です。
ただ、誰に対してもあんなふうに笑えるようになっただけ、本当の自分を出せるようになっただけ…
多分この時間軸だと、相当、鈴香や美月の援助があったんだろうなぁ。
柚鈴が普通の女学生姿になってるのも。・゚・(ノ∀`)・゚・。
でも
家族に不幸がある、誰も信じれなくなる、やがて現れる男が助けてくれる
ってなると、事件前?なのかなぁ?