一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

彩雲国物語-暗き黄昏の宮-

流石に最終章と謳っているだけあるなぁ。
絶対、前巻読んだんですが流石に一年前だと記憶が曖昧…。
勿論、秀麗が後宮に入るんだよ!ってオチで泣いた覚えもあるし。
悠舜がラスボスなのかと思っていたらそうでもない…のかなぁと。
ぶっちゃけ死にそうだしね…。

劉輝に「最後まで」ついていくと言っている。

という部分もあるし、多分違うと思うんだけど。
私的には今まで好感度大だった劉輝にイラッ。イラッってレベルじゃないけども。
女官吏はホントに“秀麗の為”みたいな部分はあったし、それでも秀麗を助けたい、秀麗が好きでたまらないというのは分かるけど、国を動かしてまでも“紅秀麗”に執着するなよ、と。
「初恋は実らないのよ、傷を舐めあう関係でも良いでしょう、王様」とか「泣きたいところを私が作ってあげる」ってひたむきに言う十三姫がやっぱり素敵すぎ。
秀麗の為の王様じゃなくて、皆の為の王様で有り続けなければいけないのに、私情で国を動かすあたり、“祭り事をしない王様”よりたち悪い。
ただでさえも、国自体が危機的状況にある訳だし。
体裁としては切り捨てる形を取ろうとしているけれど、秀麗の命が短くなろうとも守ろうとする姿も素敵。
藍龍蓮がかっこいい。後、元双花も頑張ったと思う、けど…ね…。
秀麗としては「王様らしい王様」になってほしいからこそ後宮入りして一時的に王指導したわけだからなぁ。
死んだと思ったあの人も生きてたし、茶州編の伏線がここで一気に繋がるとは思わなかったので。
結果的にどう転ぶか分からないけれども、
秀麗が治りました☆ミャハ☆ミってオチだけは勘弁。
どうでもいいけれど、彩雲国読み始めてもう3年も経つんですね…。