一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

Sense Off〜a sacred story in the wind〜

OtherWiseのロゴにちゃんと「a fantastic device」って入ってるのが素敵すぎる。
発売から11年目、おめでとうございます。

Sense Off

Sense Off

取扱説明書曰く

21世紀固有の文芸形式美少女ゲーム

だそうです。音楽もテキストも面白い。I’ve折戸伸治さんなんで悪いところはない。ホントバックログだけついていれば…。
後はセーブの数…。元長ゲーは語ること語ることすべてが「言葉で編まれてる」ゲームなんでセーブしておきたいタイプなんですよ。
間が悪いところとかまんまギャルゲーなんですがそれがいいなー。
成瀬は可愛いし珠季もツンデレ可愛いし、椎子ちゃんはロリ可愛いし、美凪は面白いし透子は何か抱えているっぽくて可愛いし。
髪の毛ほどいた美凪ちゃんの立ち絵はものすごい可愛かった。
研究棟っていうより大学だよね。

けど、この世の物事がちゃんと数学に沿って動いているんだと実感できたときは、すごくわくわくするんだよ
うん。簡単な例でいうと、加速度を微分したら速度に成ったり、とかね
数学で世界が動いているって実感できる瞬間…その瞬間になんていうか、この世界を自分で動かしているような気がするんだ。

うおおおー理系人間!直弥に数学教えてもらいたいな。
数学に沿って動いてると実感できるとわくわくする、数学は暗記なんだよ、は家庭教師の先生が言ってたなぁ。
二人ともね。
確かに、三次方程式の数式が解けた時とか、微分ができた時とか言葉にできない気持ちはできたなー。
こんな普通のギャルゲーなのに哲学とかになるのが不思議でたまらんね。
「a sacred story in the wind」もいいタイトルだよね。“Sense”

【可算名詞】 感覚(機能) 《五感の一つ》〔of〕.
用例
the sense of hearing 聴覚.
2【不可算名詞】 [また a sense]
a(漠然とした)感じ,気持ち 〔of〕.
用例
a sense of hunger [pain] 空腹感[痛みの感じ].
b〔+that〕〈…という〉感じ,意識.

感覚を落として、以下につながるわけでいいんだよね?英語も自信ない…。
他のキャラクターのルートで突然死んだり、突然倒れたり、突然記憶が戻ったりしたのは彼女たちの因果律をも変える直弥の力だったんでしょうね。
これもドヤ顔で語るゲームじゃないんだよなぁ…。ドラマCD欲しい。
http://www22.ocn.ne.jp/~pandemon/text/sense_off_index.htmlの解説とか見ると面白い。
11年前から考察されてきた歴史あるゲームなんですよね。

  • 成瀬

ほんっと昔の「ギャルゲー」って感じ。
幼馴染が起こしに来ててんやわんや、ってなかなか最近見ないよね。
なるほど、直弥と成瀬は誕生日一日違いだもんね。

それが私のバースデイ・イブ

同期の初期化かぁ。なんとなく元長チックな言葉が散らばっておる。
古文が三平方の定理ならいいのに、かぁ。古文は古文で昔の言語が散らばってて素敵だと思うけど。(文系の意見)
直弥誕生日が成瀬のバースデイ・イブで別れか。
成瀬のキーワードは「誕生日」ですね。誕生日、誕生日のイブ。
成瀬の能力は「予知」なのか。ほお。

聖なる瞬間っていうのかな
好きな人と迎える、世界最後の瞬間っていうのは

感覚も意識も遮断されてるわけじゃないんだよね。遮断したのは成瀬で。
幼いころの成瀬は直弥と別れることもわかってたんだろうな、ともちろん思うわけでさ。
ぞわっときた。エピローグが流れてからの流れ。
BirthDay Eve。
成瀬が生まれ変わり、もう一度出会えたのは、未来視のおかげなんだよな?

  • 珠季

多分ツンデレという概念が生まれてなかった頃のツンデレ。そうだよな!?時代的に。
美凪と直弥のやりとりにつんつんする珠季可愛い。
珠季が数学わからないーって唸る理由がとても分かる。わかりすぎて困る、ええ。
直弥って以外と紳士的なんだよな。未来と猫撫と比べるとね。
直弥に数学教えてもらいたい。
能力者はやっぱり力の代償と共に体が弱かったりするんだろうか。成瀬もああなったわけだし。

ありがとう、で世界が変わる

素直じゃない珠季だからこそ起こりうることなんだろうな。
理性的で半自動化された感情の子。
恋することで追いつめて、珠季を苦しめるならと引き下がる直弥はAIRの主人公みたいだな…。

ありがと

このチープな音楽もいいなぁ。流石折戸。
未来にキスを、猫撫の結衣につなぐ人間じゃない人間だけど共生してる、シナリオね。
ホント突然エンディングになってエンドローグが来て、エピローグが来て「BirthDay Eve」が流れるのが素晴らしすぎる。

  • 椎子

ロリ。
はじめは直弥に遠慮していたんだけどなついてきて直弥さん〜って来るところが可愛いですね。
椎子ちゃんの「力」は「癒し」なんだろうけどやっぱり珠季や成瀬と一緒で無意識化に力を使っているんだろうね。

だから考えちゃ駄目ー何回も繰り返しているけど解放を暗記する、これに尽きるんだよ

いや、元長ゲー全般に言えることだと思う。
考えるんじゃなくて感じるんだぜ!みたいな。
数学と哲学を教えながら仲良くなっていくっていうのも不思議だよね。
数学者の過去も教えながら数学教えたら、それは物語みたいなものに繋がるもんね。
ベルホルト・レーゼでぐぐっても見当たらねェ…!わからねェ!

そんな風に好きって言えるもの、私にはないです

トルーデがなんで椎子ちゃんなんだ…。
それにこんな時代でも「情報理論」があることに驚き。うっ、やったかもしれないけどーけどー。
なんで理論が発達していない時代の情報学の「夢」を見ることができるのかな、直弥は。
直弥の力が「未来視」なのか?でもそうしたら「過去」のことを観るのはむしろ不自然だよね。
解説を読んで。
なるほど。

かつてベルトホルトは自分を犠牲にして多くの人を救った。
直弥もまた、そうして死んだ。
トルーデ=椎子は大勢の見知らぬ人が死んでも、好きな人さえ側にいてくれればいいと願う。

結構置いてけぼりを食らいましたね…。
びっくりするほど(ry

心が読めるタイプねぇ。
オーソドックスだけどこれで世界が変わるのかと思うんですよね。
いや、「癒し」で世界が変わるわけだからこれだって変わるかな。
そりゃ「観たく」ないよね。人の深層心理なんかさ。
観れればすごい便利だろうけど、逆に自分の心が傷つくというか。
テレパス能力の反動か。

彼女だけが世界から迫害されている

生まれてきた意味とか、全部エンディング曲に繋がるところが元長だなあ。
どのルートでもちゃんと直弥の「誕生日」は祝うんですね。そりゃそうか。
とうとう直弥の「力」について説明されてきた気がします。
世界を改変する能力、でいいのかな。それも他人を含めて運命を変える。
共生関係を結び、相手と理解しあうことで人々は生きていけるわけで。
だから過去を知った直弥は椎子ルートでダイヴしたのかな。同族を殺した、っていう理由で。

  • 透子

なんで透子と一緒に昼飯食っちゃいかんのですか…。
やっぱり透子の能力と直弥の能力が干渉しあうとかそういう理由?
でもみんな特別透子のことを避けてるわけじゃないんですよね。
やっぱり能力者同士感じる部分とか否定される部分があるから受け止められるんだろうなぁ。
<世界の読み替え>ねぇ…。
直弥に通じるものがある、ってみんな言っていたけどもその通りなのかも。
孤独な神…か。

人類は知というものを理解した時に孤独になったんだ

そうじゃないだろう、逆に知を理解したからこそ共存できたり、文明が進化したんじゃないのかな。
まさか直弥の前世が宇宙人っていうのもびっくりしたけど。
みんなの認識、というか世界が変わって、最後に出会ったのはただの透子でいて欲しいな。
能力者でもなんでもない、普通の子で。

  • 慧子

慧子キタ――(゚∀゚)――!!
脳だけの存在なのに「聞く」ことも「観る」こともできるんだよね、そう考えると、ハードウェアに誰かの脳内データを押し込んで育てたら人間になりえるのか。
でもなりえない…。「過程」がないからって言ってた。
「成長」もできないんだよね。

直弥が好きになったこのこと知りたかっただけだから

成瀬…。
最後の慧子は作り上げられたものだったけれど、未来にキスをの慧子は「慧子」だったんだろうか。
事故の前?それとも霞の作り上げた人格?

これが

になってしまうのは有る意味ショックというか。
Sense→未来→猫が正しいやりかたなんだけど未来→猫→Senseでやったから若干時間軸とか解釈がおかしいかも。
新しい人類を作り上げるわけだけれども、それは未来で霞に言っていた「Genesis」と同じ理論なのかもしれない。