一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

君が望む永遠



まだ三章+LE部分やってないですが軽くレビュー。
巷では「欝だ」とか「主人公がクズ」とか「茜タンハァハァ」、「緑の悪魔」とか聞いて吐いたのですが、事故からの遙、茜、水月の関係の変化を見ていくのは本当に面白かったです。
事故の被害者は遙でも有るし、その場に遅刻した孝之も被害者、本当のことを知らされなかった茜も被害者、最も誕生日だから、という理由で指輪を買ってもらい、遅刻させた原因の水月
はじめての彼女が植物状態になって目を覚まさないのに病院に通いつめ続けて崩壊していった鳴海孝之
指輪を買わせたから、せっかく親友と男友達をくっつけることが出来た(未練はあるが)友人を半ば殺してしまったような状態で、その上、大好きな男友達は精神崩壊。
だから懺悔と共依存の為、自分の人生―実業団に入ることができなくなるぐらい心身が弱っていた癖に精神崩壊してる鳴海孝之に支えた速瀬水月は弱いけれどホントいい女。
だけど、3年間眠っていて皆が変わってしまったのにそれを受け入れ、ひとりぼっちでもちゃんと将来の夢叶えた涼宮遙もホントつよイイ女だと思います。
そして、姉を羨ましがっていたのに姉が事故に遭い、大好きだったの二人を恨まなくてはいけない上に、突き詰めて『水泳』のプロ選手に成れた涼宮茜も強い子だと思います。
自分の人生が残り少ないのを分かっていても一生懸命生きていった天川さんも強い人。
過去に何があったのかはわからないですがモトコ先生も「大人」として素晴らしい人間だったかと。
他のキャラはノーコメントかなー。
時間の被害者に踊らされていた人たちがやっと歩き出せる、辛いけれど悲しいけれど、生きていくってこういう事なんだなぁとおもったゲームです。
それも皆が皆強いわけじゃないし、強くなるためには一歩づつ歩き出さなければならない。
それが別れになってしまう行動だとしても、でも本当の親友ならば別れの行動をとっても嫌いになって別れるわけじゃない。
若い時代の時間って罪ですよね。ホント。
誰かを幸せにしようとするなら誰かが傷つかなくてはならないし、勿論責任もあるし(茜妊娠など)、思い出を大切にするのは重要ではあるけれど過去に固執してはいけない、私がしたからあなたも同じことをしてください、等価交換じゃないんだぞ!、そして友情は絶対変わらない、そういったことを訴えてるゲームだったと思うのです。
それではスペシャルディスクやるぞー!!事故なんか起きないんだから!!(といいながら震えている)