A-00ab

Aー00ab (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

久しぶりに野々原ちき先生ですよ！！
野々原ちき先生と言えば「姉妹の方程式」とか「そらのひとひら」とか！！

印刷所のパンフを見ながら装丁をわくわく考えたり、お菓子のパッケージなどの既製品からの同人誌に応用できる紙やインクの組み合わせを発見してうきうきしたり
実際刷り上がった本を段ボールから取り出す瞬間のときめきと興奮は最高ですが印刷所に依頼せず自分でコピー本作るのも達成感が半端無くて楽しいんですよ！！
そんなフェチ的な漫画にしたかったのにどうしてこうなった！

そ、そうなのか。
同人誌制作漫画と言えばドージンワークを思い出すんですけど、またそれとは違ったベクトルのマンガでしたね。
同人誌配布に関するエトセトラとか、同人イベントのマナーとかそういうディープな話としては面白かったです。
どちらの本にも言えることですが「創作」の楽しさを共有したいんだ！って言う雰囲気はビシビシ伝わってくるのが良いのです。
しいて言えば恋愛絡めなかった方が面白かったですかね…。
御門廉太郎との恋愛も最後の最後でまとめた感があったのが残念。

描いたり作ったり読んだり読んでもらったり、神じゃなくても楽しいもんね

主人公の輝が自分の事を「神」と称していたのを最後にこう回収したのも良かったです。
自分も同人誌描いてみたいなーと思いました。
続編、同人版でも良いから描いてほしいなぁ。