素晴らしき日々【Jabberwocky】

相変わらず面白すぎる。
2章が割りと長めだったので（大学的意味で）スルーしてたんだけどいったんすかぢワールドに入り込んだらもう迷い込んじゃうね。
ほんとに不思議の国のアリスとかワンダーランドみたい。
読んでる時間が「幸せ」で「長く続かない」って意味でもね。

人が生きるということは原罪という名の善意なんだって
地獄までの道は善意によって敷き詰められている
だったら地獄までの道は希望で出来ているんじゃないかって

うわあああああああ、由岐と二章で超悪だった智守がかっこいいよ！
なんというか、話としてはもうOHPそのものなんですけども、かっこいい。
由岐も良いんだけど羽咲も。
まんまらき☆すたじゃん、ライターと原画の趣味？ぐらいにしか思ってなかった。
ちゃんと、意味があったんだ。

破壊者であることを運命付けられた少年の話
彼は調和する世界のために破壊しなければならない
−救世主と英雄

間宮卓司が望んだのは救世主。
智守が望んだことは救世主の死。
調和者と創造者と破壊者と。
努力、根性、ど根性。マスター（師匠）との戦闘から由岐との明晰夢上での共闘、最後のラストバトルの音楽とか痺れる…！
羽咲がけなげ過ぎて、もう｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
自分としてはその文章に「調律者（あえて言うならば）」も付け加えたくなるぐらい。
後、タイトルも秀逸よね、「不連続存在」って。
でもやっぱり「高島ざくろ」って存在はスパイラルマタイしにゃーいかないものなのか、な。
勇気を出して3章みたいにキミカと共に戦って欲しかった。
そんでもって、間宮様にはちゃんと現実を見て、皆守には羽咲との時間を見て欲しかった。
というか、間宮様には待っていてくれる人が居るんだから、世界を絶望しないで、悲観しないで欲しいんだよなぁ。