一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

素晴らしき日々【Jabberwocky2】

人よ幸福、たれ!
幸福に溺れることなく……この世界に絶望することなく……
ただ、幸福に生きよ!

由岐姉と智守と羽咲と世界の始まりと終わりかぁ。
二章、四章、五章と間宮卓司と対立していた悠木皆守(間宮皆守)だったけど、まさか、まさか最後の最後で、終ノ空に還る直前で皆守の意識が勝つとは思わなかった。
というか、勝って羽咲ちゃんとの約束の向日葵の丘に行けるなんて。゚(゚´Д`゚)゚。
水上由岐は幽体として間宮卓司に移っていたんだろうか…。
でも皆守が言う限りだと「間宮卓司の理想の人格」なんだよね。
でもって、卓司自身は死んでいて、その事を病んでしまった母と自分が皆守という人格を保持しつつ、『間宮卓司』として生きていた、という感じかな。
「Which Dreamed It」で木村さんの言う限りだと『間宮卓司』は鬼籍、って言っていたし。
二週目。
あの母親を憎みきれない羽咲が健気過ぎる。
佐奈伎神社の娘と言うこともあって村から迫害を受けていたけれども、父親が一途に守ってくれた、愛してくれていたお陰で『自我』が保ててたんだろうなぁ。
それで宗教に手を染めて村の人と和解できると思っていた、ってあるからある意味「高島ざくろ」がもし大人になっていたら、の図なのかもしれない。
キミカもありそうだな…。二章の“救世主の間宮様”への心酔っぷりを見ると。
それでも人は“幸福であって、溺れることなく、絶望することなく、ただ幸福に生きよ!”って事なんだろうな。
願わくば間宮母も自我を取り戻して幸せになって欲しいと思った。
「空気力学少女と少年の詩」はやっぱり良いなあ。