一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

ゆびさきミルクティー

ゆびさきミルクティー 8 (ジェッツコミックス)

ゆびさきミルクティー 8 (ジェッツコミックス)

ゆびさきミルクティー 9 (ジェッツコミックス)

ゆびさきミルクティー 9 (ジェッツコミックス)

「限りなく透明でささやかなストーリー」がキャッチコピーだった“さきミル”。
2年の休載なのかな、9巻奥付を見る限りヤンアニ2007年1号がラストだったようですが。


8巻では微笑かけられると一週間以内に告白されるというジンクスを持っている「芝りえこ」、と「黒川水面」がメインでやりあいます。
前半では水面と未遂までやります。
しかし、ヤってしまった場合自分自身が“男”になってしまうということでヨシノリは拒んでしまう。
りえこ自身は過去、受験をしたときに自信がなくて、ヨシノリに120円の「缶しるこ」を渡されてまんざらでもない淡い恋心を抱いて折、水面自身ともやりあいます。
そして、ひだり。
ひだり自身は父親のユースケが姉のミキと接近し、近づいていることも知り、ショックを受けている状態でその上、水面とヨシノリも近づいていて意気消沈状態。
まぁ結局、“芝りえこスマイル”とはくっつかず、ヨシノリ自身はりえこが演じた「ラネーフスカヤ」に共感を受ける。
まるで「ユキ」を演じている自分自身を合わせるかのように、だと私は解釈しました。

「おお愛しい桜の園。さようならさようなら。
胸が高鳴る。もし池田くんが、私を好きといったなら、この胸のときめきは冷めるかもしれない。
でもそのときはきっとこない。
あの人が見てるのは私じゃない他の誰かだから。
なんて切ない。
でもいいの。私は誰も愛さない。
皆に愛されるの
たくさんの喝さいを浴びて、そして私は姫になる。」

芝りえこかっこいいー!と思ったシーン。
彼女とまたひと悶着あるのかな、と思ったら宮野ともちかタン、それはなかったようで。
最後に渡した花束も“友情を示した黄色”
文化祭も、ひだり&加賀美コンビが来て少しやりとり。
ここで、8巻終了。

人はね 恋をしたら バカになる

9巻。亘を一途に思う茅を振り切って、ユキを一途に思う亘。
そして、水面を通じてまたデートをすることになったユキと亘。
ユキ、自身は亘と「恋人ごっこ」を続けてもいいのかも、と思ってしまうが偶然不良にからまれて、大切なユキの顔を傷つけられたユキは逆境し、人質にとられた亘の足にガラス瓶の破片が刺さってしまい、亘は負傷してしまいます。
大切な二週間後のサッカーの試合にも出られない…という結果に。
亘自身も監督から「体調管理ができないのならば選手失格だ」といわれる始末。
亘も葛藤します。

恋をしたらね、相手の欠点なんて見えなくなる
ユキは池田の理想化された女性像だもん。
最初から「女」の嫌なところなんてないんだよ。
男視点から見れば「女の欠点」は見えない。
「理性」の「ガード」がかからない。
男なら誰だってユキに恋に落ちる


そこで名言「ちんぽなめていいよ!」
そんな感じで亘ユキ編は終了。
後半は児玉とトーコのハナシ。
トーコのしごきがひどくてバスケ部の女子がボイコットして…。
池田とそのままただれた関係を持ってしまった、という。
結局、児玉トーコのハナシ。ここで完結し、後々ひだりが桜深高校に入学…ひと波乱がありそうですね!楽しみ。
ただ、ひだりを思ってるんじゃなくて女性としてのヨシノリ×ユキなんだよなぁ。
ユキでもひだりでもじゃなくて、ただユキがひとえにスキなんだろうと思います。
Nice Boat.か卒業旅行でひだりと最後まで行くか、それが気になる。