一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

さよなら、うつつ。

批評空間のトップにレビューが並んでて、尚且つ無料だということでプレイ。
さよなら、うつつ。

  • 総評:演出が光るホラーゲー(っぽい)人間関係って怖い。

ほむ。鬱ゲーではない…かなぁ?うーん。
演出が非常にイイです。特に9/7のはじめてお薬使っちゃう日。ゾワゾワ感が凄かった。
モルタリス=生きた人間or生きた動物って言うのはもう初っ端から分かっていたので、殺人にオチてくなー…っていうのはなんとなく想像の範囲内でした。
素晴らしき日々の間宮様をふつふつと思い出されるのはしょうがないね。
Twitterにも書いたんだけど、結局のところ水夜ちゃんは崩壊手前だった間宮くんの手伝いをしただけで、別に悪!ってわけじゃないんだよね。
寧ろ、沙希ちゃんの方が悪に感じるんだよね。デートとか言って都合良く幼馴染使ってる癖に、勇気を出した間宮との関係が崩れることを一番恐れて「幼馴染以上恋人未満」の美味しい関係に縋り付いてた。
まぁ、好きも嫌いも結局のところは人間関係で、その人のその言葉で関係が簡単に崩壊するって事を知らなかったんだろうなーと思うわけですよ。
9/1の青空を見て「死ねばいいのに」って言っている辺り、間宮くんはもう崩壊してたんだろうな、と。
「クスリ」が無くても崩壊していそうな気もするし、普通の人生をおくれたのかもしれないし、そこらへんはもうさじ加減だよね。
いやぁ、恋人に出来ないけどお弁当作って持ってくるとかはあかんよ…。
寧ろ、間宮くんが沙希を憎んで憎んでシカトしておいしいおいしい幼馴染ポジションを捨てていたら多分クスリに溺れなかったと思うし、クスリに溺れちゃった間宮くんの弱さよね、って感じ。
それも「学校」っていう箱庭に閉じ込められて毎日顔あわせて、ありきたりな毎日で時間だけが過ぎていくというのも間宮くんにとっては耐えられなかったとも思うわけです。
まあエピローグにもあったけどビタミン剤が「万病に効く薬です!1日三回食後に飲んでください!」って言われたら迷わず手にとっちゃう人間の弱さっていうのもあると思う。
プラシーボ効果でえっ、痩せた!?とか微熱が無くなった!?程度でもさ。勝俣がゲーム中言っていたけれど結局は信仰心なんだろうねぇ。
水夜ちゃんはラストに他の学校の娘を狙ってるみたいだけど、どうなんだろうなぁ。少なくとも叔父の勝俣と義妹さんは水夜ちゃんの存在を確認しているわけだから浮遊霊とかその他のわけでは無いだろうし、じゃあ薬の入手先の羊おじさんって誰よ、って言われた時に答えづらくなるというか。
「さよなら、現」なんだろうなぁ。(間宮くんの)夢現。(Not Ryu☆)
完全版が出たらいいなぁ。面白かった。
後、一応マウスを上に持っていけばセーブできるのですね、気付かずに一気にプレイした人です。