一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

恋ではなく-It's not Love, but so where near[阿藤扶ルート]


扶を挟んだ恋ではない、恋のようなものをしている素直でない二人をくっつけるシナリオとでも言えばいいのかな。
いろいろなゲームやりながら進めてたので20hぐらい。
あーなんかもやもやする、この二人。
このリアルな感情が恋愛っぽい恋愛じゃない感情なんでしょうかね。苦しい、悔しい、もどかしい、悲しい。
それらを全部ひっくるめて扶はカッコ良かったと思います。後、好佳ちゃん。
最後の最後で好佳ちゃんがフラれた扶に渡そうと思っていたチョコを自分で食べなきゃねーと思いながら、フラレて泣いている大好きな扶の事を支えなくてはならないこの立ち位置を見るのが非常に苦しかったし、許せない気持ちにもなりました。ええ。
扶も典史に取られて涙を流すところもたまらなく好きです。よっぽど典史なんかよりいい男だと思いますよ。典史なんかぐずぐずして理論的に話しているように見せかけて結果感情論になってしまう辺りが個人的に典史が好きになれないポイントだったりします。古河徹人氏の声超好きなんですけど、典史は好きになれなかったぜ。
過去のうだうだに囚われて付かず離れず好き同士想い合ってるのに、憎み合ってる典史と祐未を延々と見なきゃいけないのは辛いですね。まったく。
苦しい思いをしてこそ恋、とも思うのですがこの二人なんとなく将来的に「幸せになれる」ように見えないのがまた素晴らしい出来だと思うのですよ。
結果的に祐未自身が

典史の事を思うと胸がツーっとなるの。
(中略)
だから典史とは恋人になれなくてもいい、憎しみで覚えていて欲しかった

と言うあたり祐未自体が将来を推測しているように感じるのですよね。
ラストの一緒に写真を撮ったりするシーンぐらいしかイチャラブしてないのですが、それが余計に将来的に典史と祐未が別れ、撮った写真を見てああいい思い出だったねぇ、そんな恋愛していたね、って数年後語り合いそうな感じなのですよね。それ散るのOPを思い出すというか…。今は二人「恋」という魔法にかかっているけれども、それはまやかしで将来は別の道に歩いて行きそうなのですよねぇ。
それが悪いわけでもなくて、青春の1ページとして切り取るならいい思い出になるとは思うんですけどね。
ふむ。これは「恋愛」ではないなぁ。まぁなんだ、早狩武志だな、ということですね。結論的に。「僕と、僕らの夏」っぽいんです。
恭生と貴理がくっついたけど、周りは幸せではない何かを背負ってしまったみたいな…。
亮輔ルートやるぞ!!ふぉー。