一生全力モラトリアム

Long long time is ago.

To Heart2 DX PLUS〜To Heart2編〜

ToHeart2 DX PLUS(限定版) - PS3

ToHeart2 DX PLUS(限定版) - PS3


いやあ、もうTo Heart2PS2版が出て9年?経つというのが驚きであります!(CV.このみ)
後、案外シナリオ忘れてるもんね…。でも昔泣いた部分はやっぱり泣けるという人間性の変わりなさにも笑えました。

2004年12月18日

が正式な発売日だったらしいですけど。PS2版もやった身としてはなんか切ない。
逆を言えば10年経っても色褪せない学園王道ギャルゲーですね。
それではレビュー。
総評:王道に王道を重ねた学園ラブコメ。流石に歴史あるゲームって感じだけど、キャラによっては凄い長いルートや短いルート、主人公の設定がぶれてる部分が目立って、しばしば苛立つことも有るが全体的に良くまとまってる。マイナスポイントはスキップが若干遅いこと。共通ルートが長いという意味で、シーンジャンプは欲しかったかな。後、ボイスカット。
「痕」も「雫」もDL版ボイスカット機能無いんですよねぇ。ビジュアルノベルと言うものを創りだしたLeafとしては使いたくないのかな?

個人的には
由真&愛佳(枕流さんシナリオ)>柚原このみるーこ草壁さん姫百合姉妹&羽根崎>タマ姉&さーりゃん>>>>黄色い子かな…。黄色い子はあの、うん。
もうちょっと「自重」って言葉を覚えてくれれば。なんとか。他ルートでの黄色い子は面白いキャラしてるからいいんだけどねぇ…。
Another Daysやってないので明日はAnother Daysな日にしようと思ってます。

まさにオーソドックスなシナリオだったと思います。
個人的に中学校を卒業して、ちゃる、よっちの前では気丈に振る舞い、でも別れが寂しいと主人公に泣きつく所や、入学し、高校に入学するにあたって制服姿見ても笑わない?とか非常に可愛いです。PS3だと「妹だけど妹でも良いよルート」と「幼馴染から恋人へルート」に分かれてます。どっちも良かったですね。
妹でも良いよルートは環ことタマ姉も参戦してるようで幼馴染界深いぞ、タカ坊!
不覚にも泣いちゃいましたよ。あんな可愛い幼馴染がいるとはタカ坊羨ましいです。

  • 向坂環:飾らない私、大好きな弟分

このみがオーソドックスならこっちは変化形かな?
タマ姉のキャラもサバサバしていて嫌味を感じないし、飾ってるタマ姉も可愛いですが、主人公に一本取られて慌てふためくタマ姉も可愛かったです。
「何故主人公が女嫌いになったのか」というのが明確になるルートだったのでぶっちゃけそっちに「九条院お姉様親衛隊」がウザくてウザくてたまらなかった。
いや分かるんですけどね。
同じライターさんなのにあまりタマ姉ルートには魅力を感じませんでした。何故…?
正直、雄二とのやりとりで雄二がろくなことを言わずアイアンクローかまされてるモーションポートレートの出来が非常に良く出来ていて、そちらを褒めたくなったなぁ。

このシナリオも昔から好きです。「るー」とのコミニュケーションをはかるのは大変だと思うんですけども、「るー」の力を菜々子の為に使い果たしてしまいもう母星には帰れない…と野良宇宙人になるところとか泣けました。
勿論、迎えに来てもらった25日はいっちゃいちゃしたんでしょうが、エピローグでちょっと記憶が操作されているけれど幸せっぽかったからありっちゃありかな。PS2でやった時はご都合主義っぽいなーと思ったのですが。
一番最後のキスCGが美しくて大好きです。

えーと。るーこシナリオでの花梨は好きです。
ただ個人ルートの花梨はいただけない。
フットワークの軽さ、主人公へのアタックっぷりもウザ可愛い部分もあるんですが、ちょっとやり過ぎじゃないかと。
というか硫化水素はいくらなんでもアカン。錬金術とかちゃちな問題じゃねぇ(ポルナレフAA)
一応読もうよ、瓶に書いてあるんだからさ…。どう収集つけたのかが逆に気になります<学園
後、卵サンド♪卵サンド♪ってしてるイメージしか無かったです。

姫百合姉妹といいつつ実質的には瑠璃とイルファのイメージが強かったですね。
さんちゃんに近寄るな〜!と言いつつ、たかあきぃ…って言う状態になっていく瑠璃も可愛いし、珊瑚が頭が良く、いじめられっ子だったせいで友達がいなくて、そのために瑠璃を作った…という若干姉妹共依存っぽい部分を脱却させるシナリオかな。珊瑚的にはもっと瑠璃のように活発になりたい。自分は運動もできなくて料理もできない駄目っ子だと自任していて、逆に瑠璃は来栖川エレクトロニクスに務めるぐらいの天才級プログラマーの姉を持っているのに対して自分は頭が悪くて口も悪い、と思ってる。
いつも一緒にいるけれど、それは「家族」である瑠璃も珊瑚も絶対に言わなかった事。その関係をぶち壊した(いい意味で)タカ坊はいい意味でプラス材料に働いたのではないかと推測します。
ぶっちゃけタカ坊に対する愛は瑠璃>>>>珊瑚じゃないのかにゃ?
姫百合姉妹の家族問題は収まるべきところに丸まって良かったですヨ。
後、ちょこちょこ「ミルファ」、「シルファ」の名前も出てきてにやにや。

面白かったけど…面白かったけど…
長い!!!
そしてヘタレるな!

第一部としてまーりゃん先輩の卒業イベントでのささらは可愛かったし、第二部の幼馴染皆で生徒会を盛り上げていく、って言うのも良かったです。
なんですけど、ヘタレっぷりを傍観してるとハラ立ちますね。
雄二やまーりゃん先輩が腹パン食らわせる理由もわかる。良くタマ姉切れなかったよなあ…と思います。
ツンケンしてる(本人は意識はない)けど、それは仮面で生徒会の皆と一緒にワイワイやってき、次第に自分の心が解れていく。
ここまでは問題ないんですよここまでは。
なんで親の離婚劇とかそういうの挟んだんですかねぇ…。ただのラブコメでいいじゃん。
唯でさえタカくんは受け身でラブストーリーに発展するまでも時間がかかるのに、まだ読ませるか!と思った次第であります。
結末も駆け落ちしてその後、留学しちゃうしね。なんじゃろ、若さゆえの暴走ってかんじでしたが如何せん好きにはなれなかった。
結果的にささらの手料理食べれない病は治ったんでしょうか。そこもフォロー無かったよね。
あ、ささらは可愛かったです。だからこそタカ坊が…。
第一部がまーりゃん先輩との別れで第二部が生徒会でワイワイ、それで良かったのでは無いだろうか。
あれもこれもシナリオに詰めてボリュームだけ増やしたって感じがしてあまりシナリオ的には好きじゃなかったですな。

多分To Heart2の中で一番クリアが難しいと思われる愛佳。
そうでした、忘れてました。由真から誕生日のこと聞いて無ければそこでルートが終わる(=一定数由真と仲良くならないと駄目)ということを。
私、嘘つきです、見栄張ってます、郁乃がいるから…みたいな感じなのですが、いいんちょは偽善でやってると思い込んでる節が有るみたいですけど彼女は自主的にやっちゃうタイプだと思うんです。
困ってる人がいたら自分がわからなくても一緒に悩んであげる、道がわからない人がいたら一緒に付いて行ってあげる、そのぐらいしそうなキャラですよね。
郁乃のつんけんした態度も大好きです。
そりゃ、小さい頃から入退院繰り返して、学校にもろくに行けず、挙句手術もしなきゃならないって言う状態ならば、姉に対して冷たくなったりするのは当然でしょう。ましてや15歳ぐらいの女の子なら。
図書委員長がもっと嫌がらせしてこなかったっけ?と思ったんですがそこら辺もあっさり目で良かったです。

  • 十波由真:自分の将来は自分で決めたいけれど…

正直、
一番好きなシナリオです
タカ坊もめっちゃ活躍するしね。でも器物破損、住居侵入罪に問われた時困ると思うけどね。
ウザツンデレ(うざったい絡みをしてくるツンデレ)なので非常に好き嫌いが出ると思うんですが、PS2PSPPS3で三回泣きました。
やっぱ、最後の由真人形タカ坊人形がくっついてるところや、やりとりを見てる限りすっごい可愛い。
ダニエル(爺ちゃん)もいい味出してると思います。ツインビルの伝説とか聞かされると胸キュンだよね。普通のラブストーリー的な意味で好きですね。
リップをUFOキャッチャーでゲットして貰って早速つけて、主人公が寝てる間にキス!いやもう青春だなぁ!
ウザイ絡み方をしても、ちゃんとリミッターかけてるようなかけてないような部分が好きだなぁ。
「長瀬」も「十波」も関係ないですよ、「由真」は「由真」である限り。
一番謎だったのが、雄二が眼鏡ないだけで由真の認識してなかったところかな。
メガネかけてたら「あー!長瀬さん!」みたいな反応してたので。それと、いいんちょ。仲人さんみたいに図書館の管理してましたがにやにやがとまりませんでしたね。

  • 羽根崎美緒

さー来ましたよー。PLUS版新キャラで絶対逆移植されないであろうCVを引っさげて!
羽根崎美緒の眼鏡状態はめがほむみたいで良かった。
勿論、影が薄くて眼鏡っ子が眼鏡外すと超可愛いキャラに!って昔のアニメやマンガのイメージが強いんですがまぁそれも王道。
眼球舐めは危ないからダメ絶対。
大人しく点眼薬使いましょう。(関係ない)
せっかく羽根崎さんのデビューがあったのに短かったのが残念だなー。